2018年12月27日
瞳の色と目の色を同じものと思っている方が多いようです。日本人はほとんど茶色の目の色をしている人がほとんどですが、欧米人には灰色、緑色の人が多くいらっしゃいます。これは虹彩の色で瞳の色ではありません。瞳(瞳孔)の色はどんな人でも黒です。それは目の中に入った光がその人の目を見ている人の目に反射して帰ってこないため黒く見えるのです。夜、外でデジカメで写真を撮った時、時々瞳が赤く写る事があります。これは夜だから瞳孔が開いているのと、カメラのフラッシュとレンズの位置が近いから眼の中に入った光が反射してレンズに入り赤く写ってしまうのです。
眼の手術で虹彩が大きく広がってしまった人、先天的に虹彩のない人、眼の怪我で虹彩が欠損してしまったひとなど虹彩に多くの問題を抱えている方は多くいらっしゃいます。視力を測ると良好な視力結果がでますがその人にとっては非常に見にくい眼であることに変わりありません。以前から人口虹彩というものがありますが黒いプラスチックででき非常に使い物でした。しかし近年シリコン製で表面の色を他眼に合わせる事ができます。当院ではこの人口虹彩を使って虹彩が原因で視力の質が悪くなっている人の症状を取ることに成功しました。 ご興味のあるある方は院長受診し相談してみてください。